機動戦士ガンダムオンライン レビュー

ロボットアニメのシリーズ作として絶大な人気を誇るガンダムが題材のTPSアクションゲーム「機動戦士ガンダムオンライン」のゲームレビュー。

初代ガンダムをはじめOVA作品にも採用される人気の高い「一年戦争」を時代背景にしたオンラインゲーム。 モビルスーツならではのレスポンスの重い重厚な挙動と指揮官システム、特性が明確な兵科システムにより激しい対人アクションというより戦局を読んだ立ち回りが重要なRTSの要素も含んだTPSになっています。 モビルスーツはガチャかイベントで手に入れるので好きな機体に乗りにくい、一定の階級を超えると維持するのが大変なことなど、 ガンダムのお祭りゲームながらシビアなゲーム性を感じました。


キャラクター作成
キャラクター(パイロット)は連邦軍とジオン軍に各1名ずつ作成可能で戦績やアイテム/通貨は別管理で行われます。 パイロットは「名前、顔と髪型の配色、声優の選択」を数種類から選択して決定。 サーバーが異なれば新たに両陣営にキャラクターを無料で作成することができるようになっています。

モビルスーツの所持
モビルスーツは初期に数体所持しているほか、戦績報酬やゲーム内通貨のガチャ/有料のガチャの設計図からの開発とレンタルなどでデッキ数だけ所持可能。 取得したモビルスーツはパーツを投入してレベルアップさせたり、武器の各種パラメーターを強化したりして育成していくことになります。


操作方法
操作はWASDの移動とマウスによるオーソドックスなFPSとほぼ同じ操作感。 初期状態ではShiftがジャンプ・スペースがブーストになっいているのでFPSに慣れている人はキー配置を逆に入れ替えた方がやりやすいはず。 また、ゲームパッドに完全対応していますがパッドではAim(照準合わせ)が難しいので左手パッド / 右手マウス(通称:モンゴリアンスタイル)で操作する人も多い感じ。 ブースト関連も方向キー2連続は暴発する場合があるのでオプションでOFFにしてブーストはボタンだけに慣れるのがオススメです。

序盤の進め方
ゲームを開始したら「チャレンジ」のお題に合わせて進行させるとチュートリアルもひと通りこなせるようになっています。 チュートリアルではほぼ全てのゲームシステムを音声で説明してくれるので大規模戦に出た時にまったく意味がわからないということはない感じ。 対戦は近い階級でマッチングされるため序盤は初心者同士の戦場になることが多く、 多少間違ったことをしても戦局にはあまり影響がないので気兼ねなく参加できます。


大規模戦の進め方
ガンダムオンラインのメインとなる大規模戦の戦い方。 連邦とジオンに分かれて制限時間の20分を戦い、敵軍の戦力ゲージをすべて奪うか戦力ゲージを多く残した陣営が勝利するゲームルール。 戦力ゲージを減らす方法は主に2パターン。1番効果的なのは敵陣営に攻撃を加えて破壊すること、もう1つは敵モビルスーツの破壊になります。 各項目でのゲージの減り方はアップデートにより変化するのでここでは割愛しますが、できるだけ相手陣営を押し込んで拠点にダメージを与えるのが勝利の王道パターンになります。

指揮官について
このゲームならではのシステムとして自陣をまとめる指揮官があり、 指揮官は味方陣営すぺてのプレイヤーに全体/個別に命令をしたり各種の作戦を実行させることができます。 指揮官ができることがガンダムオンラインの目玉として紹介されることが多いですが、 指揮官からの命令のおかげで初心者でもやるべきことに迷いにくいことこそがガンダムオンラインの大きな魅力になっています。 指揮官は初心者でも任命されることができますが、まずは全体の流れを掴めるようになってから挑戦するのがおすすめ。

現在実装されている大規模戦は戦況を読んで行動することが望まれるため、 無課金の初心者が序盤から活躍することは難しくじっくり遊ぶ必要があります。 なので、まずは指揮官の命令に従って「集団行動で攻防に参加、回復/修理やレーダー支援、戦術兵器の破壊/護衛、資材の回収、本拠点への強襲」で確実にポイントを重ねていくのが活躍への近道になっています。

課金による戦力バランス
特定のモビルスーツが非常に強力で初期状態のデッキでは歯がたちません。 ガンダムなんだからモビルスーツに性能差があって当然と割り切らなければいけないほどの機体差があり、 同じモビルスーツでも有料/無料の強化によって強さに違いがでてきます。 無料で遊ぶならまともに戦える戦力になるまではやられ役として耐える必要があるので、 今から始めて手っ取り早くモビルスーツ同士の銃撃戦を楽しみたいなら多少は課金した方が良さそうです。

無課金での戦い方
資金に余裕が無いため無駄な強化はせずに戦力を整えるのが序盤の課題。 初期所持のモビルスーツは特性ボーナスがなくスペックも低いため、 同じモビルスーツを使用するにしても設計図から開発して特性を付けてから強化するのが常道手段。 機体強化は立ち回りやすさと集団に遅れにくくするためにブースト系の3種類を中心に強化。 武器強化は使用したい武器をアンロックさせた後はマシンガン系のロックオン以外は強化を控えて次の機体へ乗り換えるチャンスを見計らう方が資金的にも安定しそうです。

無課金で何より厳しいのは序盤の資金繰り。そこを乗り越えてコストパフォーマンスのよいモビルスーツを揃えて、 強機体に真正面から戦いを挑まなければ無課金でも活躍できる感じです。


全体のゲーム性
モビルスーツ51機vs51機と指揮官各1名による総人数104人のプレイヤーが激突する戦場は圧巻。 モビルスーツの白兵戦をはじめ戦艦による上空からの援護、今後登場する新兵器やモビルアーマー、 ミノフスキー粒子によるレーダー障害、原作のエースパイロット(NPC)が加勢に駆けつけるなどガンダムの戦場を再現しているのはファンとして嬉しい限り。

ただ、始めたばかりの初心者を中級以上のユーザーが一方的に蹂躙せざるを得ないマッチングが多発していることと、 実装予定が頻繁に延期/未定になっているのは国産メーカーの意地をみせて改善して欲しいです。

まとめ
ガンダムを題材にした100人規模で戦うお祭りゲームという絶対的な魅力があり、 アーケードゲームのボーダーブレイクに似ているゲーム性のこともあって対戦ゲームとしての面白さはかなりのもの。 ただ、MS戦はプレイヤースキルに差が出にくい機体重視のゲームバランスで、 無課金でも強化が完成すれば上位に入れるとはいえ、最低限の強化にはそれなりの時間がかかります。

あくまでレビュー終了時点での評価では、 機体性能差と階級システムをもう少しマイルドにした方がいいかなぁ ってのが正直な感想。 対戦ゲームなので強い/弱いはどうしてもでてきますがTPS初心者でもある程度活躍できるモードが欲しいところ。 大規模対戦以外の戦闘方法やCo-opも実装予定なので、今後は遊びの幅も広がることに期待しています。

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