プレイヤーの連携が重要なFPS「ブラックショット BLACKSHOT」のレビュー。
無料FPSで初めて他のプレイヤーと協力してNPCと戦うCoopモードを搭載した話題作。 伍長以上のキャラクターでK/D比率が40%を越えているキャラクターは初心者用サーバーに入場できないことや、 命中精度と比較して反動(リコイル)が小さいため、FPS初心者にも優しいオンラインゲームに感じました。
レビュー時には未実装が多く、もう一つの売り「パートナーシステム」が経験できなかったので、 キャラクターシステムとCoopを中心に記事にしています。
熟練による育成要素あり
ブラックショットでは、装備による性能の変化や、熟練による育成要素があるほか、 基本キャラクターにも機動力重視、防御重視+男女の計4種類から選択可能になっています。
熟練を上げると武器に新たな付加要素が付くほか、ギアを装備することでダメージ軽減や 移動速度の上昇、中には低確率とはいえ無効化まであるほどキャラクター性能も重要なゲーム性になっているのが特徴。
現時点ですでに多数の銃器が実装され、銃器の効力が1時間単位でゲーム内通貨により販売されているためなのか、 プレイヤーにより多種多様な銃器を使用しているのが見た目にも楽しかったです。
レビューした時点では、直接強さに関わる課金アイテムが販売されていなかったのも好印象ですね。
プレイヤー同士で協力してNPCと戦うゲームモード
無料オンラインゲームをメインでプレイされている人は、 Coopというモードは聞きなれないかもしれませんが、 有料パッケージ版FPSではすでに人気のシステム「プレイヤー同士で協力してNPCと戦うゲームモード」になります。
ブラックショットのレビュー時点で実装されているCoopは1種類。 数画面ほどの部屋に閉じ込められたプレイヤー1~4人が、小屋を破壊しようとするNPCを迎撃するのが目的。
制限時間がなくなるまで小屋を破壊されずに生き延びればクリアになります。 次から次へと沸いてくる敵を片っ端から撃ちまくるゲーム性なので、 FPSというよりガンアクションゲームに近い印象を受けました。
ノーマルは一人でもクリアできる
このCoopモードでは、遠くで敵が落としたアイテムでもGボタンで拾うことができるほか、 救急箱での体力回復、ハンドガンがリロード無しでも撃ち続けられます。
リコイルが小さい上に狙ったところに真っ直ぐ飛ぶので、FPSの操作に慣れるには丁度いいモードになっています。
ちなみに難易度も数種類あり、イージーは本当に簡単で、ノーマルでも一人でクリアできる程度になります。
基本がしっかり作られているので完成度は高い
キャラクターの動作やゲーム内の雰囲気、グラフィックなど、基本がしっかり作られているので完成度は高いです。 ただ、防具による強化以外に、ラグによるヒットボックスのズレを感じることがあったので、 しっかり狙っても思ったように倒れてくれない事がある不満点がありました。
システム的に「プレイヤーの連携」が重要視されたオンラインゲームなだけに、 その核となるパートナーがランダムでしか体験できなかったのが非常に残念です。
対戦が公平になるようにラウンド開始時に待機が入ることや、ゴースト時に全員の体力が表示がされる便利機能など、 潜在能力の高さを感じることはできたとはいえ、 現時点では「一人でも練習ができるライトゲーマー向けFPS」という印象ですね。Coopのステージ追加も含め今後に期待です。