自分で描いたキャラで大乱闘が楽しめる格闘ゲーム「ゲットアンプド2」のゲームレビュー。

ゲットアンプドXの続編となるこのゲットアンプド2は、VistaはもちろんMacでも遊べる間口の広さと、 簡単な操作でコンボや必殺技がだせるライト寄りのゲーム性が特徴。

課金の重要性に関しては無料でも十分プレイできるとはいえやはり課金したほうがより有利に戦えるようです。

オリジナリティがだせるカスタム要素にも力が入れられていて、 多彩な格闘スタイルと各部位に装着するキャラクターの装備やアクセサリー、自らが描いたキャラクターを使用できるスキンエディット、 マイルームを持ち家具で飾ったり模様替えするなどの豊富なカスタムが魅力となるオンラインゲームです。

キャラクターメイキングについて


キャラクターメイキングは初期状態では名前と格闘スタイルの決定のみ。 格闘スタイルは初期に用意されているスタイルのほかにも、 別途課金アイテムの購入によってアンロックされるものがあります。

後述のチュートリアルが終わってからは各部位と特殊攻撃の装備、 テクスチャーからポリゴンまでも自らが創作したキャラクターに変更するなどのカスタマイズが可能になります。

また、ゲーム開始時に3種類用意されたマイルームの、 家具や模様替え(配置の交換)などにより自宅を飾っていくシステムも実装されています。

キーボードでの操作方法


相手に攻撃を当てるための軸合わせや複数のキーを瞬時に使い分けるゲーム性から、 ゲームパッドと比べてキードード操作のビハインドが大きめに感じたので、深くやり込むならゲームパッドの購入をオススメします。

移動 : 方向キー
ダッシュ : 同じ方向キーを二回
ジャンプ(二段ジャンプ) : V(+V)
強攻撃 : X
弱攻撃 : C
ガード : 弱・強攻撃に対して逆の攻撃キー
カウンター : ガード時に使用した逆の攻撃キー
必殺技 : X+C
特殊武器 : スペース
Aim(相手の方を向く) : Z

ゲーム性と対戦ルールについて


ゲームを始めるとチュートリアルが始まり、基本操作の修行とストーリーが展開。 マイルームやバトルエリアに始めて入ったときには、各アイコンの意味を一つずつレクチャーしてくれる親切設計です。

ルールは最大20人までが参加する通常対戦とトーナメントモード。 クエストを請け負いNPCを相手にプレイヤーが力を合わせて戦うガーディアンモード。

そのほか、タイマン専用のルールもありますが、多人数戦がメインのゲットアンプド2の特性上、 対戦スタイルが咬み合わない相手とはとことん咬み合わなかったり、割り込まれやすいコンボによるターン制になりがちな攻防、理不尽な性能によるダイヤグラム的なバランスの悪さなどが若干不満に感じました。

総合評価


操作方法をはじめとするとっつきやすさに優れたオンラインゲーム。 アクションゲームとしては操作が簡単で、 難解なコマンドはなく如何に自分が有利になるかの立ち回りが重要な対戦システムになっています。

この立ち回り重視のシステムは初心者と上級者の差が付きやすいため、ある程度ゲームに慣れるまでは一方的にやられてしまうほか、殴り合いをする気がない逃げまわる相手を捕まえることが困難になってしまっているのが難点。

格闘ゲームの宿命ともいえますが面子に恵まれたときの楽しさは秀逸。 ゲーム自体の完成度は高いので格闘ゲームが好きな人でかつ腰を据えて遊ぶつもりならかなりオススメできるゲームです。

また、本来の遊び方とは異なりますが、カスタマイズしたマイルームとオリジナルキャラを披露しあうコミュニティゲームとしては他に類を見ないほど非常に優秀に仕上がっています。

紹介ページ:ゲットアンプド2
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