出会いとコミュニケーション重視のMMORPG「ルーセントハート」のレビュー。このタイトルは「可愛いキャラクター、PTの組みやすさ、生産や交換アイテムの多彩さ」が特徴で、独創的なゲーム性として「ユーザー自身が考えたミッションを作成できるHP」「自分が理想とする異性キャラクターをセッティングしてくれるキューピット」があります。

星座がテーマになっているだけあって、ゲーム開始時に誕生日を設定、運勢によるステータスの変化、各星座に専用チャット、レベル30になると聖闘士星矢のクロスのような物を纏えるなど、星関係が目を引く世界観になっています。

女性に人気が出そうなタイプの萌えが基調


全体的に女性に人気が出そうなタイプの萌えが基調になっていて、ちょっと懐かしいキャラメルダンセンのBGMに乗って踊る「ウッーウッーウマウマ」が原曲のまま流れて踊るのがユニークで面白いです。ただ、異性キャラ同士のマッチングシステム「ほしもと」は、キャラクター同士が「キス、抱きつく、押し倒す」事でメリットがでることや、出会い系というフレーズはちょっと露骨過ぎるような気がしました。衣装を脱ぐと細かい描写の下着だったりするのも好き嫌いが分かれるかもしれませんね。

大量のクエストを同時進行させるMMO


通常の狩りは数十個のクエストを掛け持ちでこなしていく事になり、人の多い現在では各狩場でクエスト達成のためのPTが構築されています。この狩りは5分から10分、長くても1時間までの軽いPTになるので、普段はソロが中心のプレイヤーでも気軽に参加できます。

あまりのクエストの多さからか、他のMMOではあまり良い印象の無い「無言でPT申請」も頻繁に行われる程なので、毛嫌いさえしなければ1日に数個のPTを渡り歩くことになりそうです。

また、ラビリンスと呼ばれるMOダンジョンは1~2時間程度を数人でプレイすることになり、ここで友達を作ったりクランを立ち上げるような仲間を作るのが一般的になっているようです。

いいところ・わるいところ


現在までの良いところ
人が多いので通常フィールドで気軽なPTが組める。
常にクエストが溢れているので退屈しない。
PT推奨のラビリンスが難度が高めなのでプレイヤー間の連携が楽しめる。
生産システムがシンプルなうえ熟練の概念が無いので手軽。
キャラクターの動作やエモーションが可愛い。

現状の悪いところ
敵や装備にグラフィックの使い回しが目立ち、見た目の変化に乏しい。
視点の遠近によるターゲットのしにくさ、レスポンスの悪さが気になる。
クエストが多彩すぎて固定PTと進展状況を併せたりサブキャラ育成が面倒。
レアアイテムと交換できるNPCが無意味に多い。
生産素材や同じような効果のアイテムが多すぎて倉庫管理が大変。

総合評価


常に何かやることがあるので退屈しないのを利点とみるか、クエストに追われるゲーム性を苦痛に感じるかで評価が大きく変わりそうです。普段より長くプレイした事による酷評になりますが、出来ることは滅茶苦茶多いが変化に乏しいともいえそうです。期待されていたユーザーが作るミッション(HP)が、簡単に経験値稼ぎをする場所になってしまっているのも残念ですね。

ともあれ、現在最も旬で盛り上がっているのは間違いないので、他のプレイヤーと交流を持ってプレイしたい人には問答無用でプレイしてみることをオススメしたいです。

ルーセントハート