本格的でリアルな戦闘を追求した「OPERATION 7」のレビュー。
無料FPSの中で唯一リアル系に分類されるOPERATION 7では、 既存の人気FPS「サドンアタック」や「スペシャルフォース」のような、 身体能力の高いスポーツ系寄りなゲーム性との相違点がかなりあります。
なので、このレビューではゲームの特徴、主なゲームルール、他のFPSとOPERATION 7の相違点や特徴的なシステムの箇条書きにしてみます。
しゃがみ撃ちでも満足に集弾しない難しさ
OPERATION 7では現実の人間でもできうる範囲のリアルな動作しかできなくなっているのが大きな特徴。
移動速度やジャンプ力が低めなほか、射撃能力も距離が離れるとしゃがみ撃ちでも満足に集弾しないので、アイアンサイト・ダットサイト・スコープなどを使って 確実に狙わないといけなかったり、プレイヤー自体が脆いので数発の銃弾を受けるだけでスグに倒されてしまいます。
これまでの無料FPSとは違い移動撃ちでは当たらない
これまでの無料FPSはジャンプ力が高くスポーツ系に近い移動ができる、などのカジュアル系しかなかったため、 それらと比べて違和感を感じるOPERATION 7には、独特なゲーム性に馴染めるように実践的なチュートリアルや、 弾が当たりやすい「ルーキーモード」、銃器の動作確認をする試射が実装されています。
話題になっているP2PからC/S方式への変更は、以前のラグがどの程度だったのか確認できていませんが、 私が遊んだ範囲では変な動きをするプレイヤーや当たり判定は無く快適にプレイできました。ただし、倒される直前の弾が無効化されるわけではないので 相打ちになることは多々あります。
主なゲームモードとゲーム性
主なゲームモード
デスマッチ:設定された人数を倒すチーム戦。(リスポン可)
サバイバル:相手チームを全滅させるチーム戦(リスポン不可)
デモリッション:攻守にわかれた爆破戦。
ホールドライン:5本の旗を奪い合う陣取り合戦。
コマンダーキル:リーダーを撃破すると勝利。
トレーニングモード:一人で色々な練習が出来る。
投げ物の状態異常が強力
スローモーション:グレネードを受けると視界が歪んでスローになる。
画面が真っ白になる:スタングレネードによる目潰しでは視界がまったく効かない状態が最大5秒ほど続く。
煙幕で視界をさえぎる:スモークの持続時間・範囲・視覚効果が強い。
これまでの無料FPSにはないOPERATION 7のシステム
- 暗闇が見えるようになるナイトビジョン。
- スナイパーの手ブレとそれを防ぐ息止め。
- 銃で殴る銃床打撃。
- 弾が撃てなくなるジャム(リロードで解消)。
- リーン(覗き込み)とリーン状態での射撃・移動。
- (リーンのボタンを基本の左Q,右Eから右E,左Qにすると移動がスムーズになるのでお勧め。感覚的に逆になるのはすぐなれると思います。)
- フルオート・バースト・単発撃ちなど射撃モードの切り替え。
- リロードしたマガジンの再利用(リロードした状態で再装填)。
- 投げ物のカウントを手元で消費してから投擲・溜めて遠投。
- リロード中の武器交換不可(クイックチェンジできない。)
- 12vs12のチーム戦
- 歩行とスプリントの速度差が激しくスタミナ制。
OPERATION 7の便利・特徴的な機能
- 基本操作のチュートリアルと実戦形式のトレーニング。
- 銃器を購入する以前に試し撃ちが可能。
- チーム戦でのメンバーシャッフル。
- 銃器を膨大なパターンでカスタムできる。
- 実用的な迷彩服・ユニークなアバター。
総合評価
ゲームの完成度は高くこれまでのFPSと一味違う楽しみ方を追求できます。
ただ、他のFPSとの操作性の違いからくる違和感、通常射撃の当たらなさ、武器のカスタマイズ、迷彩服でのカモフラージュというマニアックなシステムは、 ルーキーモードが追加されたのを差し引いても敷居が高めに感じました。
これらのシステムは、FPSが初めての人や爽快感を求めるユーザーにとってはマイナスになりそうですが、 リアル系という差別化がしっかりとされているので、 カジュアル系では物足りないコアなファンに一度は遊んで欲しいです。
紹介ページ:OPERATION7
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