2010年開始早々に話題をさらったMMORPG「タルタロス」のレビュー。
このタイトルはソロで複数キャラクターを操作できることと、
エンディングが実装されていることが大きな特徴になる無料オンラインゲーム。
タルタロスでは基本的に、他のプレイヤーが居るMMOフィールド(広場)で戦闘を行うことはなく、 街や戦闘エリアがソロかPTメンバーのみのMOフィールドになっています。
人気MMORPGを数多く提供するMK-STYLEが展開するタイトルだけに、 ネット各所で非常に注目を集めている状態で、オープンβ開始一週間の現在でも全サーバーがほぼ満員になるほどの人気を獲得しています。
大まかなゲーム進行はソロやPTでは1キャラクターを操作、シナリオではプレイヤー1人で3キャラクターPTを組む形で展開。 ゲーム開始直後から絵本のようなオープニングがはじまり、メインシナリオのほとんどがフルボイスで演出されるなど、 ソロ専用のストーリーにも力が入れられています。
キャラクター自体にキャラ設定あり
キャラクターのメイキングは、もともとのキャラクター自体にキャラ設定がされているため、 プレイヤーが決められるのは統一名称だけで、職業や容姿などの変更はできません。
ゲーム開始時のキャラクターは2人の状態から始まり、チュートリアルが終了するまでに4人まで増えることになります。 また、仲間になっているキャラクターは戦闘フィールド以外ならいつでも変更可能です。
バランスよくレべリングしようとすると同じフィールドを繰り返して遊ぶことになるので、 ある程度育成キャラを絞ってストーリーを進めていき、 ゲーム進行が落ち着いてからサブキャラ感覚で育てる方がサクサク進めて楽しいと思います。
従来のMMORPGとは異なるゲームシステム
戦闘システムはターゲット性を廃止したアクション性の高いタイプ。 従来のMMORPGのようにモンスターをクリックするのではなく、 キーボードを操作して攻撃を加えることになるため、ある程度の攻撃ならプレイヤー側の操作で避けることができます。
敵の数が非常に多く下手に囲まれるとあっというまにやられてしまう無双タイプなので、 ノックバックで動けなくなった場合にはブロック効果のあるスキルで脱出しないとそのままやられてしまうことも多々あります。
基本的なゲーム進行は、レベルにより入場制限のある街でクエストを5つまで同時に請け負い、 その地域にある数エリアの戦闘フィールドでノルマをこなしていくことになります。
戦闘エリア内では敵の殲滅や一定条件で先に勧めるようになり最終地点ではボスが待ち構えています。
タルタロスの総合評価
タルタロスのMMORPGとアクションゲームの中間のようなゲーム性は聖剣伝説やPSO(PSU)に近いオンラインゲームだなと感じました。
「家庭用としてもやっていけるんじゃない?」と思えるほどストーリーに厚みがあるので、 ソロプレイ好きや一つのゲームで長期間じっくりと遊びたい人にオススメできます。
ゲームとしての完成度が高く、内容も面白いため連日満員になるほど賑わっているとはいえ、 現時点ではMMORPGの醍醐味になる共同プレイの切っ掛けが掴みづらいかも。
今後、ソロプレイが落ち着いた時に対人戦や高難度フィールドなどで盛り上がっていくことも期待したいですね。
紹介ページ:タルタロス
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